大國魂神社

〜武蔵国の守り神〜 御鎮座壱千九百年

文字サイズ変更:

随神門

神社の豆知識

神社の豆知識

9. 御輿について

神社で御輿を用いるのは、祭礼にあたっての神幸祭のときです。神幸とは、御神体が本社から御旅所(神幸の中継地および目的地となる所、本社や御祭神に由緒ある場所が選ばれる)に渡御することをいいます。このとき、氏子たちが御輿をかついで各地区を練り歩きますが、そうすることで神さまに各地区をご覧いただくのです。

神幸の途中、御輿を上下左右に振り動かしたりして、わざと荒々しく扱うことがあります。これは御輿に坐す神さまの「魂振り」で、これにより神さまの霊威を高め、豊作や豊漁、疫病の退散がなると信仰されているのです。また、海や川に御輿を入れることもありますが、この場合は一種の禊神事と考えられています。