大國魂神社

〜武蔵国の守り神〜 御鎮座壱千九百年

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本殿

本殿(ほんでん)

本殿

大國魂神社本殿(東京都有形文化財)

大國魂神社は古くより武家の間で崇敬が篤く、鎌倉幕府を始め北条、足利氏も崇敬の誠を尽くしていた。慶長年間に入ると、将軍徳川家康の命により大久保長安が奉行となって社殿の大造営が行われた。この社殿は慶長11年に竣工しており、3殿が横に並んだ朱塗りの本殿であった。しかし正保3年の府中本町の大火で類焼し、灰燼に帰している。

現在の本殿は四代将軍徳川家綱の命により久世広之が奉行となり寛文7年に完成したものである。その後慶応3年と昭和40年に修理を行っているが、建立当時のままの形を残している。室町時代末期の神社建築と三殿一棟の特異な構造形式は例が少なく珍しい。構造は九間社流造、向拝五間、銅板葺、外部総朱塗り、流造の社殿三棟を横に連絡した相殿造である。昭和37年に東京都有形文化財に指定されている。

【本殿中御神座の順序】

中殿       大國魂大神 御霊大神 国内諸神
東殿(向かって左)一ノ宮 小野大神 二ノ宮 小河大神  三ノ宮 氷川大神
西殿(向かって右)四ノ宮 秩父大神 五ノ宮 金佐奈大神 六ノ宮 杉山大神

【年表】

永承6年(1051)源義家 六所宮の南向きを北向きに改める「源威集」 天正18年(1590)火災(兵火により社殿をことごとく焼失) 慶長11年(1606)六所宮の大造営(徳川家康の命) 正保3年(1646)正保の大火災(社殿、重要文書等が焼失) 寛文7年(1667)現在の社殿を建立(徳川家綱の命) 慶応3年(1867)大修理(老朽化の為) 昭和43年(1968)修復(昭和40年9月の台風で崩壊した故)

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